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モスクワにて、ロシアの伝統武術であるステンカの世界大会World Stenka Championship 2016
に日本からカーリーこと狩俣元昭(パラエストラ松戸)が出場し世界の強豪を相手に勝ち抜き、見事優勝しました!
カーリーは12月11日プロ修斗大阪大会出場が決定しています。ステンカワールドチャンピオン、カーリーの応援よろしくお願いします!
 

東京における国際ステンカ協会の公演とセミナー

 東京セミナー
2012年12月01日
東京スポーツ文化館BUMB
住所 東京都江東区夢の島2-1-3
開演 13:30
その他、お問い合わせ:
090-7405-7898
 
ステンカ、ロシアの白兵戦のマーシャルアーツ
 
1.伝統的なこぶしの戦い「ステンカ(壁)・ナ・ステンク」は、2つのチームによる戦いであり、目的は、相手の壁を押出すことにあります。
伝統的には、野外、または岸が仮の境界線となる凍った川の上で行われます。この種目は、ロシアにおいては、1000年の発展の歴史を有し、他の国に類似のものはありません。
 
2.伝統的なロシアの白兵戦「サム・ナ・サム」。歴史的な資料により、ルーシにおける2種類の白兵戦の存在が確認されています。団体選である「ステンカ・ナ・ステンク」と、1対1で行われる「サム・ナ・サム」です。ボクシングなどとは違い、「サム・ナ・サム」においては、グローブは使用されず(中に何か重い物などを仕込むことが可能であったため、手袋の使用は禁止されていました。)、足がけや投げ技も使うことができました。倒れている相手を殴ることは禁止されていました。
 
3.ロシアの格闘技「ヴ・スフヴァートク」と「ニェ・ヴ・スフヴァートク」。
私たちは、ロシア人にこの格闘技があったという裏付けを、このロシアの格闘技の1種をかなり詳細に描いている18世紀のルボークに発見しました。
 
4.コサックの戦い。
「コサック」とは、ロシアにおいて、中世に形成された、ロシアの国境を守ることを主要な任務とした独特な軍事的共同体であり、他の国に類似の共同体は存在しません。残念ながら、共同体としてのコサックは、1917年の革命の後、完全に根絶されました。しかし、公演では、最も興味深いコサックの軍事的な伝統をお見せします。
a)サーベルの演武
b)ブーツナイフを使用したコサック棒の演武
c)コサックの革鞭の演武
 
ここでは、ピョートル大帝以前の非常に興味深い伝統についてもお話しします。と言うのは、ヨーロッパとは違い、18世紀までロシアには、「運命的な一騎打ち」を除いて、決闘が存在しませんでした。決闘に似た状況においては、庶民の間では、こぶし、または棒の戦いで、貴族の間では、鞭の戦いで関係を明らかにしていました。このことについては、ジキスムンド・ヘルベルシュタインの「モスクワ事情」(1526)で読むことができます。
 
5.ザポロージャ・コサック、ドン・コサックの斥候の間で知られた内面的な発展のシステムは、「スパス」と呼ばれていました。このシステムは、公演でデモンストレーションされます。人間の力を発展させる独特なものです。
 
6. 1つの原則により、武装した敵、複数の攻撃者と戦うための万能な戦闘技術である「マヤートニク」の説明とデモンストレーションも行われます。この技術は、団体戦の戦略も教えてくれます。
 
公演
2012年4月25日
市川市文化会館
住所 千葉県市川市大和田1-1-5
TEL.047-379-5111
開演18:30
 
2012年4月27日
ヤマハホール
住所 東京都中央区銀座7-9-14
電話 03-3572-3171(代)
開演 18:30
 
セミナー
2012年4月28日
東京スポーツ文化館
住所 東京都江東区夢の島2-1-3
電話03-3521-7321
開演 13:30
 
ステンカとは、ロシアの白兵戦のマーシャルアーツです。